クリスマスシーズン突入。
もうそんな時期か早いなぁ。
売り場はカラフルなお菓子がいっぱい並ぶ。
クリスマスの特設コーナー。
たくさんのお菓子が詰まったセットや車の形をした入れ物。
華やかです。
細長くて鈴がついているお菓子付のおもちゃがあった。
子供の手に持ちやすいサイズ。
これ買ってと持ってこられたら買えなくもないちょうどいい値段。
こういうの子供が好きそう。
夕方過ぎ、売り場を通りかかると小さな子供がそれを持って楽しそうにふり回していた。
2歳くらい?3歳はいってない。
同じ大きさの子が2人いる。
兄弟?友達?
見つめあって2人の世界。
お互いのおもちゃを見つめながらシャンシャン振り回す。
楽しそう。
近くにお兄ちゃんらしき子もいる。
3歳は過ぎてるかな。
元気いっぱい。
行ったり来たりで動き回っている。
小さな2人がお互いを見つめながら、1人がおもちゃを口にくわえた。
真似してもう1人の子もペロリ。
わーーー!
なんてことを、やめてー!!
コロナの時期に!
「こらー!」
現行犯逮捕だ!確保ー!!
腰をおとして同じ目線になる。
「買ってないものを口に入れちゃだめでしょー、お店のだよー」
言葉が通じているかもわからない。
へらへらしている。
気になるものは口に入れるお年頃です。
元の場所に戻されたら見失ってしまう。
これが知らずに売り物になったら恐ろしい。
2人の腕をつかむ。
「それ持っててーなくさないでー」
「持っててよー」
「ママに買ってもらおう、ママはどこかな?」
お兄ちゃん現る。
「買わないと思うよー。」
思うよ―じゃない、買ってもらいます!
「お兄ちゃん、ママどこー?教えて―。」
お兄ちゃんについてく。
野菜売り場にいた。
ヤンキー風味のわかい夫婦だった。
「ママ―、お子さん達おもちゃ口に入れちゃったので買ってもらえますかー?」
子供たちを引き渡す。
同じくらいの大きさの子たちだったけど兄弟だったのかな?
あとでお兄ちゃんが値段を聞きに来たから買ってくれたと思う。
売り場に戻るとおもちゃが散乱していた。
車のおもちゃは床に。
さっきの同種のおもちゃも床に。
こんなに散らかってたのか。気付かなかった。
自由だ。
なんていうか。
目を離せない子を売り場に置きっぱなしにしないで欲しい。
それだけ。