死なないから生きていく

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レインブーツの寿命、母との会話

長年使っているレインブーツ。

駐車場は水溜りが多いので必須。雨が降った日に必ず履きます。

合皮素材。表面がはがれてぼろぼろになってきました。

新しいのが欲しいなーって思いつつお金がないからまた来月、また来月と延ばし延ばし。

 

ついに、

染みてるー。

よく見たら靴底がはがれかかっている。寿命か。

でもな今月お金使いすぎて赤字だし、また来月かな。

 

と思ってたら雨が降った。

染みるってわかってる長靴を履いていく気持ちが湧かない。

この間、いつも履いてるスニーカーに防水スプレーをかけた。スニーカーで大丈夫かな。履いて行った。

 

ダメだった。ひどいありさま。

ぬちゃぬちゃしました。気持ち悪い。

 

これを買おうって決めてたレインブーツがあった。

すぐさま購入。

届いた。

ショートタイプにしてみました。靴箱に入れやすい。

 

この間のレインブーツは服装を選んだ。何にも合わない。今度買うときにはシンプルなものにしようと思っていた。

黒にしようかと思ったんだけど地味すぎるのでグレーにした。

底裏が黒。前のは不安定で滑りやすかったのでデコボコしてるのにしました。

 

意外とシンプルな物って探すとないんだよね。そして安くて嬉しい。

雨の日が楽しみです。

 

 

父の見舞いに今度は母と兄が行った。

この間と同じように父は兄に「文字が出せるようになったぞ!」ってスマホを見せて自慢してきたって。(出せるだけ。)

ショートメールを覚えさせたくて1時間くらいスマホ教室をおこなってきたらしい。

「ありがとうって打ってみて、こうやって変換して、、」

「有難う」って3文字を母に送らせた。言われるがまま。自分ではできない。

兄がもっと早くこの本持っていってればよかったのにって言ってたって。なんだよお前が持っていけよ。退院は来週。

 

母が帰ってきて私にその話をする。物覚えが悪くて疲れたって。

父は2回くらい脳梗塞を患っていてICUに入ったこともある。でも半身不随ではないし少し体が不自由になったけど風呂もトイレも自分でまだ出来る。

病気をしてから物を覚えるのがめんどくさいらしい。覚えにくい。入院してからご飯は美味しくないし病室にこもりきりでつまらないし「こんなことならいつ死んでもいい」とかつぶやいていた。

私はスマホを覚えようって思って本を読んでくれただけで嬉しい。少しずつでも時間がかかったとしても。覚えられなかったとしても。

「まったく諦めりゃいいのに!」と怒っていた。看護婦さんも脳梗塞になったら覚えられないですよって言ってたって。だから覚えられるわけないのにって。

操作を覚えようとする父をけなす母。

「あきらめればいいのに」って言葉になんだか「生きるのを諦めればいいのに」って気持ちが入ってるように感じた。

そしてやっぱり母のことが好きじゃないなって思った。

私の今の精神状態が悪いのかな。

 

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