死なないから生きていく

どうやったら楽しく生きれるかなーって思ってる人のブログです

犬を病院に連れて行く

明け方、私の部屋に母がずっと居座っていた。なぜ私の部屋にいる?

「大丈夫?大丈夫?」

とにかく出て行かず、ずっと犬を心配し続けている声がする。時計を見たら朝の6時。私は3時に寝たのでまだまだ眠い。ていうか寝始めくらい。

うるさいなー…

私は幼少期から寝起きが悪いのです。低血圧。

 

「犬が具合悪いのに、よくそんなことが言えるね!!」

ぶちギレて叫んでいた。

「けいれんしてるし熱中症だよ!」と言う。

 

寝ながら会話。「痙攣は床に打ち付けるくらいのものだから…。あとこんなに涼しいのに熱中症になるわけがないでしょ…。

その日はとにかく涼しかった。28度くらい。

犬は昔てんかんを頻繁にしてる時期があった。その時に痙攣を起こす。なのでてんかんをしたらゴトゴトとすごい音がする。音がせず母の声しかしないってことは痙攣ではないと思った。

 

とにかく母がうるさくて狂ってたので、仕方なく起きたら明らかに犬の様子がいつもと違った。

おお!こりゃ大変だ。目が覚める。

 

母が濡れタオルで体を冷やし、吸い飲み(入院患者が水とかを飲む先が細いやつ)で水を飲ませていた。

聞けばトイレに起きたら廊下でうずくまっていたという。動けなくて固まってたって。普段から廊下はくつろぐ場所ではなく廊下にいることがほとんどない。

 

呼吸が早くて浅い。

震えっぱなし。

目は開いてるのにどこも見ていない。

足が固まっていて棒状。立ちっぱなし。椅子のよう。

 

抱きかかえて洗面所に連れていき水の中へ入れる。水を上からかけたりお腹に水を浸したり。目が生きてない。どこ見てるの?おーい。手を目の前で振っても反応がない。

歯茎を見てみる、白い気がする。耳の中を見てみる、白い。よくないんじゃないか??

母が吸い飲みで水を無理やり飲ませる。むせる。

「無理やり飲まさないでよ!」けんか。

 

牛乳飲んでみるか?

目の前にもっていってみる。ピクリとも反応しない。鼻も動かない。

これは大変だ。

 

立ってるの疲れるでしょ?横になるか?

横に寝かせる。扇風機の前へ。すぐに立ち上がろうとする。まぁまぁ寝てなさいな。

霧吹きで水をかけ続ける。

そんなこんなで7時になる。ずっと看病しててもよくならない。

 

犬の病院は9時から。まだ2時間ある。まだまだ長いな。

慌てて電話してみる。繋がらない。まあそうだよね。

 

今日ちょうど休みでよかった!

9時にちょうど着くように病院へ向かう。それまでちょっと寝た。

車に乗せるとすやすや眠っている。よかった、寝れるのか。

日の光が犬に降りそそぐ。とにかく太陽に腹が立った。前の車も遅く感じるし信号待ちも長く感じた。もぉぉぉ早くしてよー!

とにかくイライラした。

 

着いたら駐車場がいっぱい。抱きかかえて入口へ。順番待ちの紙に名前がびっしり。10番目くらいだった。受付はもうちょっと早い時間だったっぽい。

 

あぁぁぁ。うちの犬がぁぁぁぁぁー。しぬーーー!!

 

ちょうど院長が出勤してきて遭遇。

早く見てもらいたいので「熱中症かもしれないんです!」って伝えると「今日は涼しいから、熱中症じゃないと思うよー。」犬は少し落ち着いていた。さっきよりも呼吸が穏やかになっていた。犬を確認して大丈夫だと判断。病院の中に消えて行った。

熱中症じゃない。

私もそう思ってたんだった。ようやくイライラが薄まる。

 

待合室へ。とりあえずぐったりしてるので安静にできるように抱っこの位置を頑張った。重かった。

「今日はどうされましたか?」受付の人が待ってる人に順番にヒアリング。「ついでに爪を切ってもらいたい。」とか「食欲ないんです、結局全部食べましたけど。」とか。

自分勝手だとは思うんだけどそんなのどうでもいいよ!!早くうちの子を見てくれ!!と思っていた。

他の犬を優先にしてるってことはうちの犬は大丈夫なんだなと思い始めた。緊急で見るほどでもない症状ってことか。心が落ち着いてきた。犬も初めて見た時より大丈夫そうに見える。

ちょっと泣く。

 

まだぷるぷる震えてるけど目が動いた。「見えるの~?」

首を持ち上げてきょろきょろする。「見えてるの~?動けるの~?」

ドアがバタン閉まるとビクッとしたり。「聞こえてるの~?」

意識が戻ってきた。嬉しい。

 

受付のヒアリングが私にも回ってきた。事細かに話す。

「ふんふんそれで」くらいの聞き取りだったのに、歯茎と耳の中が白かった話をしたら「それは大変だ!」と受付の人がカウンターから回って出てきた。やっぱり白いのは危険なようです。歯茎と耳を確認してもらって「大丈夫そうですね。」すでにピンク色だった。「でも震えてるね、ぐったりはしてるから具合は悪そうだね。」と戻っていった。

 

待合室の人がいなくなっても人が現れて増える。そしてその人たちは先に呼ばれて中へ。外待ちの人が多いみたい。みんな待たされるのがわかってるから手慣れている。

見てもらったのは結局12時前。眠いしお腹空いた。

 

犬のお熱を測ります。犬は肛門に体温計を差して計ります。差したらビクッとなる。反応があるのが嬉しい。

測ったら40度。犬の温度は人間より高い。どのくらいで熱があるのかわからないけど高熱らしい。

症状を伝えたら「断言はできないけど数日前に具合が悪かった時に熱中症だった可能性がある。熱中症がひどくなると臓器がやられちゃって治らないから。」とのこと。

そうか、今は熱中症じゃないけどダメージが残ってるのか。高熱で震えてたんだ。冷やし続けたのは無意味?すまん犬。

エアコンのない部屋で寝ていると伝えるとあぁーって。ずっと平気だったんですけどね。、まあ年だからねー。「エアコン安いから、買いなー。」って。ずっとずっと欲しいんだけど先延ばしにしていた。もっと早く買っていれば。ごめんよごめんよ。抱きしめる。

水を最近飲まないんですよねっていったら注射器型の水飲ますやつをくれた。

 

処置に悩んでいた。どうしようかなー。

解熱剤とばい菌を殺す薬を注射してもらった。

そして点滴を打つため奥へ連れてかれた。

 

カルテを見て「あの時の子か!」って覚えてもらっていた。数年前に腫瘍ができてお玉をとる手術をした。一晩預けたんだけど一晩中吠えて暴れていた。人がいない環境に慣れていないので甘えん坊なのです。迎えに行く時間より早く電話がかかってきて迎えに来てくださいって言われた。

「おとなになったねー。」って言われた。あの時は大変だったろうな。すみません。

 

こんなに良くしてもらったので診察料金を心配した。ちょうど財布にお金がたくさん入っていた。大丈夫。

ドキドキしていたら「3400円です。」

えっ!やすっ!!

この前の病院に行ってたら絶対に万は越えてた。でもあの病院は人がいなくてガラガラ。待ったことはない。この病院は待たされてもいっぱい人が来る。やっぱりそういうことだろう。

 

一安心。帰宅。車のドライブベッドがビッシャビシャ。おしっこが大量です。クッションを貫通して座席にまで濡れてる。おおぉすごい量だ。そうだよね、朝してから6時間は経ってる。

 

私もお腹が空いてるが犬も空いてるだろう。食べれる?ちょっと少なくしようか?ふやかす?

ゆっくり食べた。

食べれた―!もどったー!歩いてるー!!!

 

寝かす。ぐったりです。動かない。

耳がひっくり返ってるのは熱を逃がそうとする私の愛。

 

こっち見てる。生きている。

 

 

もう絶対にエアコンを買う!

 

ってことで電気屋へ。

欲しかったのがちょっと早まっただけ。この時期だからすぐには無理だろう。着くのは来月くらいかなー?

15分で購入して手続きして帰ってきた。3時間しか寝てないので眠くて説明が頭に入って来なかった。

幸い工事が空いていて来週になった。明日でもいいと言われたけどさすがに明日は無理です。売れてないんですか?って聞いたらそんなことないですって言っていた。

 

帰宅したら今度はこちらのベッドがビジャビジャに。

洗濯機はフル稼働。

 

寝かすところがなくなり座布団へ寝かす。

ずっと動かない。

もう洗ってられないのでおむつすることに。おむつがあってよかったね。

 

ひとまず元気です。


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